腰痛だけど腰に原因がない?
くじら整体院には腰痛で来院される方が結構多いですが、ほとんどの方が腰の痛い所に原因はありません❗
例えば右腰が痛いなら右側の腰を揉んで欲しいと思っておられる方って結構多いです。右腰が気になるからしっかり揉んで欲しい気持ちは、なんとなく分かる気がします。でもそれではなかなか楽になりません❗
なぜでしょう?
それは痛い所に原因がない
そうなんです❗痛む所には あなたの腰痛の原因がないのです。
じゃあ何でそこが痛むのか?気になった方も多いと思います。
先程の右腰の腰痛で、簡単に説明してみます。
まず基本となる筋肉の働きなんですが、『縮むこと』なんですね。これを覚えておいて下さいね。
体が左側に倒れる様にいつも使っていたら、左側の腰は縮んだ状態になります。
反対に右側の腰は引っ張られた状態になります。
いつも左側は縮んだ状態が多いので、
『この筋肉はこのぐらいの長さでいいんだな』と体が覚えていきます。
反対の右腰はいつもなんとなく引っ張られているので、やはり『こっちの筋肉はこのぐらいの長さがいるんだな❗』と体が覚えていきます。
この時点では腰痛は出ませんが、なんとなく体を右側に倒すと左側の腰が突っ張る感じがあるかもしれませんね。
こうして体のクセって出来るんですね。
ある時事件が❗
もうダメだあ!!
いつも決まった長さであった左右の腰の筋肉に、異変が起こります。
『右側の腰の筋肉がさらに伸ばされているぞ!』とそれまで左側に倒れる体を一生懸命に引っ張って支えていた「右腰の筋肉くん」にさらに引っ張って支えろ!と無茶な命令が下されたのです。
最初は頑張っていた「右腰の筋肉くん」も限界の時を迎えました。『もう無理だ❗』
引っ張られてちぎれてしまいそうな「右腰の筋肉くん」は訴えます。
それこそが『右腰の腰痛』の正体なのです。実は右腰はとても頑張っていてくれた筋肉なんですね❗
そうとわかれば簡単ですね!
左側に倒れるときに使っている筋肉をゆるめて、長くして反対の右側の伸びきった筋肉を縮む様にしてあげれば良いのです。
つまり右腰の腰痛のサインを出している筋肉は縮めてあげるべきなのに、揉んでしまうともっと弛んで伸びてしまうのです。
あなたの協力が大切になります
本気で腰痛を改善するには、体を倒すクセを改めてなければいけません。
なぜならまた同じように生活していれば、同じ事が起きるからです。
自分の体のクセを知って時々、気をつけてあげることが大切なんですね。
体を少し動かしてあげる
以前に比べると運動不足って方がやはり多いのも事実です。例えば、通勤の時に階段を使うとか立って通勤する、可能ならひと駅分歩く等の工夫をして体を動かしてあげて下さい。
なんとなく体も気分も変わってきますよ!