接骨院で五十肩って言われました
腕が挙がらなくなって洋服を着るのが大変なんです。それに電車でつり革につかまることも辛いんです。
お話をお伺いした時本当につらそうでした。それまでは接骨院に通われていて、施術は肩を温める温熱療法をされていたようでした。
くじら『他には何かされていましたか?』
クライアントさん『温めて、薬を塗っています。冷やさないように言われていますが、なかなか良くならないので不安になってしまってこちらにうかがいました。』
腕はどの角度があがらない?
くじら『どうすると痛いのですか?前から挙げるとか横から挙げるとか?』
クライアントさん『前から挙げるのはまだましかなぁ。何しろ横から挙がらないんです。それが一番の悩みですね。』
くじら『ではお身体を診させてくださいね!前から挙げるのを診せて下さい。』
この動きは確かにひどくありませんでした。
くじら『では横から挙げてみて下さい。無理はしないでいいですからね!』
今度は顔をしかめるぐらい辛そうでした!
クライアントさん『これが辛いんです!どうですかねぇ。』
くじら『これなら変化が出せそうですよ!ではお体を触らせて頂きますよ。』
えっ~!なんで!
肩が痛いので痛い所を揉んででは炎症反応が出てしまい、余計な負担になってしまいます。
そこで別の場所で腕が動きやすくなる所の検査をしていきました。
それが分かったので別の場所から施術を開始しました。するとクライアントさんが体も触ってもらえるんですね!と言うので
この言葉にはくじらもビックリ!本当に前の所では体にはさわらなかったようです。
反応が出た別の場所が緩んでいるのを確認して、腕を横から挙げてもらうとかなり挙がるようになっていました。
クライアントさん『本当に?なんで!さっきより挙がるんですけど!』
痛みは残っていますが、腕が横から挙げられるようになったので普段のエクササイズをアドバイスして終了しました。
着替えるのはまだ痛むね!でも動かしやすくなったぁ!!
更衣室で洋服に着替える時に痛みを感じたようです。そこで。。。
くじら『先程まであれだけ痛かったのだから、痛いのは当然ですよね。でも着替えやすかったでしょ?』
クライアントさん『それもそうですね!楽になっていたから大丈夫だと思ってしまいました。』その時、着替えのジェスチャーを見てそうか!と納得
くじら『着替えの時は痛い方から腕を通してっていうアドバイスをしましたが、どうやって着替えました?』
クライアントさん『あっ!いけない!痛い方を後から通していました。いつもそうしているからついやってしまいました。』
くじら『今で良かったです。痛い動きを何度も繰り返すと余計に硬くなってしまうので、気を付けましょうねぇ。』
クセってなかなか気付かない
痛めて来院された方には必ず何気ない日常のクセがあり、実はそれが痛みの原因になっている事が多いです。
例えば普段からストレッチをしているのに、痛みがある方であれば『痛いから多めにやっていたり』します。
これって体が嫌がっているのに、酷使しているので結果として痛みを出してやめさせるようにする体のサインなんです!
みなさん普段、頑張っているのですから体操や伸びをする時ぐらいは『ああ~っ!気持ちがいい!』と思う動き方でいいんですよ!
気持ちがいい!動き方で元気を取り戻していきましょう!